2019年5月17日

チロルのこだわり

私たちが育てた子犬や子猫をお迎えになるあなたにお話しておきたいことがあります。
お迎えになる新しい小さな家族たちは、私たち人間とは少しだけ違うどうぶつだということです。

人と暮らすことはできても、習慣や食べる物は同じではありません。そして生きられる時間も。

人に比べるとわずか1/5という短い寿命を長く幸せなものにするために
あなたには知るべきことややるべきことがあるのです。

でもどうぶつたちはそのことを言葉では教えてくれません。
だからもしあなたが愛情を持って彼らとともに暮らすことを決めたなら
私たちはその生涯を幸せなものにするために考え、行動し、支えていきたいものです。

けして一人で悩まないでください。抱え込まないでください。

あなたの心配や不安を話してもらえることで、私たちはもっと多くのことを知ることができます。
もっと多くのことをしてあげられるようになります。

そのためにもあなたに新しい家族を迎えていただきたいのです。

数多くの犬や猫たちと過ごして見つけたものや教えられたことを
あなたと家族の生活のために役立つのなら、こんなに幸せなことはありません。

あなたと共にあたたかな愛情と優しい想いで、新しい小さな家族を包んであげてください。

それが私たちスタッフ全員の願いです。

ペットショップチロルのこだわり

生後42日までの腸内細菌の育成

犬をはじめとする哺乳動物は体内で育つ間は腸内細菌を持っていません。
母体から栄養を直接摂取できるので必要がないからです。

人や犬猫は自然分娩であれば、出産時に産道や膣の菌に触れ口や鼻から腸内細菌を身体に取り込みます。
この時はまだ善玉菌が優位な状態ではありませんが腸内フローラの形成は人よりもはるかに速く 数日後には母乳に含まれる細菌や免疫抗体などによって母乳に合った細菌叢へ変化して 生後24時間で成犬と変わらない数の腸内細菌を有しています。

母乳のみで育っている間は状態は安定していますが、離乳期の食生活の食生活の変化でそのバランスや内容は大きく変わってきます。生後42日以降は数や種類にほとんど変化は見られなくなることが研究で明らかになっています。

犬種や生育環境での差は激しいでしょうが、生後42日以降は腸内細菌の変化はほとんど見られないことが研究で明らかになっています。つまり犬では6週間というわずかな期間で腸内フローラが形成されるということになります。

ですから人が作った保存食であるペットフードでのみ育った犬猫を繁殖させることを繰り返していては有用な腸内細菌の種類や数を増やすことは難しいのです。

そうして育った犬や猫は野生動物よりも腸内細菌の数や種類は少ないため、多くの食材で作られたドッグフードに適応した消化能力を有しているとは言えませんし、食生活の変化や有害な菌などの耐性も劣るのでしょう。

アレルギーや皮膚疾患は食事の問題でもありますが、食事を栄養に変換する能力によっても変わってきます。いくら質の良い原材料を使ったフードを与えようとも消化能力が劣っていれば十分な栄養は吸収することが出来ません。健康維持のために良い食生活を心がけるのなら、腸の健康のために腸内環境を良い状態に保つことが大切です。

主獣医師の研究では犬の腸内から見つかる乳酸菌はヨーグルトなどにみられる乳酸球菌ばかりで、免疫向上やアレルギーの抑制などに効果が期待できる乳酸桿菌はほとんど見られないとのことでした。離乳後に腸内フローラを形成する乳酸菌は食事によるものでしょう。

日本のペット保険のパイオニアのアニコム損保では加入者のペットの腸内フローラの測定を毎年無料で行っています。これは病気と腸内環境の変化には因果関係があることが明らかにされたからです。

病気の治療費を保障するよりも、病気を防げるのであれば会社の利益にもなりペットや飼い主の負担も少なくできます。ペットの犬や猫は野生動物とは違い、人が加熱加工したペットフードで育っています。

そうした食生活を続けてきた犬や猫の腸内細菌叢は、病気の予防に関して最適な環境を維持しているといえるのでしょうか?

犬や人間の腸内細菌は生きる為に必要な母親からの最初の贈り物なのです。だから私たちは犬猫の15年にわたる生涯の健康を考え、乳酸桿菌やビフィズス菌、高熱性細菌や発酵産物などの数種類をブレンドし与えています。

ここで迎えた大切な家族が、幸せな時間を少しでも長くあなたと過ごせるように。

健康な身体を作るための栄養管理

「動物にとっての理想の食事」という物を考えれば、犬の食事は随分とかけ離れたものになります。

草食動物でも肉食動物でも、人間以外は料理をしません。生きているものを生きたまま新鮮なまま食べてします。そのことが理想であり、そのために身体を進化させてきました。

しかし犬は違います。ペットして人間と暮らすことを選び、食物連鎖から抜け出し、人の手によって多様性を手に入れました。

犬は人間が作り出した唯一の動物かもしれません。

しかしそのことが犬を苦しめる結果にもなりました。犬のための理想の食事は大きく変わってしまったのです。

犬種ごとのかけ離れた個性は同じ栄養管理で維持できなくなりましたし、犬の食事には人間が加工した保存食が与えられるようになりました。そうした変化は、犬の健康にも影響を与えました。
犬と人の歴史は数万年ですが、犬とドッグフードの歴史は100年にも満たないのです。

だからこそ、多くのメーカーた長い年月をかけ理想の栄養バランスを追求しているのです。

定期的な食事を与えられ、ケガや病気になれば治療を受けられる環境は、犬の寿命を伸ばすことになりましたが、ドッグフードの選び方、与え方が適切でなければ、犬の健康は簡単に失われてしまいます。

動物病院では、治療の一環としてその病気に合わせたフードを勧めることがありますが、それは犬の体調を食事で変えることができるという証明です。

ペットショップチロルでは、犬のための食事で悩む多くの方に、最良の食事の提案をしています。
犬種ごとの違いや、飼育環境に運動環境、犬自身の健康状態を見極めて季節ごとの栄養管理をスタッフと獣医師で実現します。

犬の健康を損なってから治療するよりも、予防を考えた飼育をしましょう。そのためには、何よりも食事が大切です。
5年後10年後の健康は、今与えている食事によって大きく変わります。正しい栄養管理とは、そうした食事がどのように身体に影響を及ぼしたかを確認し、修正しながら改善を繰り返して行く作業です。
犬にとって最良な食事とは、結果でのみ判断されるものです。

私たちには、これまでの経験と知識であなたの愛犬の幸せな生活のためにできることがあります。
沢山の人が教えてくれた事で、あなたの家族の支えになりたいと、私たちは思います。

併設した動物病院での予防措置

店舗にいる子犬や子猫は、併設した動物病院で獣医師と相談しながら予防措置を行っています。

種類の違いや発育状況によってはワクチンの種類や接種時期を変えることも必要です。
ここで育った子犬や子猫を、あなたのかけがえのない大切な家族としてお迎えいただくために、その場の診断だけでなく発育の様子を確認・共有しながら、その子に合わせた適切なケアで健康維持を心がけています。

譲渡後のフィラリア・ノミダニ予防にワクチン接種などもトリミング利用時やお買い物のついでに行うことが出来ますし、トリミング時に心配な点などがあればすぐに診察・治療等も受けられます。

ペットショップチロルとみなとまちアニマルクリニックは、予防のための定期的なケアを行うことでペットにも飼い主様にも負担を掛けず飼育いただくための施設です。

あなたの家族が幸せな時間を長く過ごせるように、日々の飼育のサポートをさせてください。